電撃トレードの裏で長嶋茂雄さんの一声に感激 元・近鉄エース「空港でずっと待っててくれた」

 長嶋茂雄さん
 近鉄時代の阿波野氏=1988年
2枚

 フジテレビ系「ジャンクSPORTS」が6日に放送され、ダウンタウン・浜田雅功がMCを務めた。

 この日は「爆笑トレード物語!」プロ野球OBが、今だから話せる裏話を披露した。

 エースとして活躍していた近鉄から巨人への電撃トレードを経験した阿波野秀幸氏は「8年目終わったとき秋期キャンプっていうものがあって、宮崎でキャンプやったんですけど。4、5日したら、もう大阪に戻ってくれって」と切り出した。

 「キャンプいいからって。残留組っていうのがあるんですよ。キャンプに行かないメンバー。そこで練習をしていたら球場に電話がかかってきまして」と述懐。

 「球団社長から。『トレード決まったから』『どこですか?』『巨人』。かつては指名された球団でもありますし…。ガッカリというよりは、ちょっとそういう(うれしい)気持ちも。人気球団でありましたから、そこでできるっていう喜びもあったんで」と当時の心境を明かした。

 阿波野氏は、当時、巨人で監督を務めていた長嶋茂雄さんとの初対面を振り返り「長嶋監督と初めて会うんですけども。宮崎空港に着いたんですね。で、長嶋監督はその日に宮崎を離れる日だったんですけど、空港でずっと待っててくれた。宮崎空港のちょっと、どこ行くの?っていうぐらい、100mぐらい離れた所に誰が入るんだろう?っていうな建物があったんです」と述懐。

 「そこに通されて。長嶋監督が『ようこそ!巨人軍へ』って。握手をしてもらって。『よく来てくれたね!』って。気持ちも『よし!頑張らなきゃ!』っていう思いになりました」と感激とともに電撃トレードの裏側を明かしていた。

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