甲子園出場辞退の広陵 コーチが3カ月の謹慎処分 アンケート調査で4月の不適切指導が判明 寮内で騒いでいた部員を1分間正座させて注意
日本学生野球協会の審査室会議が4日に行われ、広島・広陵高校のコーチが不適切指導(部内)と報告義務違反で謹慎処分となった。
判明日は夏の甲子園決勝の翌日、8月24日。謹慎期間は3カ月で、今年8月21日~11月20日となった。
対象の不適切指導は8月20日に1、2年生部員にアンケート調査をした際に、被害部員とは別の部員が回答したことで調査をして判明した。
詳細は4月23日の午後9時35分、寮内でのミーティングでコーチがベンチ入りしている2年生部員に対してベンチ外の3年生から認められるようにと指導。直後の午後10時頃、コーチが寮内の清掃時間に見回りをしていたところ、2年生部員ひとりが廊下で奇声をあげて騒いでいるところを見て、廊下に正座をさせて口頭で注意したという。時間は約1分だった。
広陵は今夏の甲子園に出場したが、大会直前に1月の暴力事案がSNSで拡散。初戦勝利後、2回戦前に出場辞退した。現在、第三者委員会により詳細の調査が行われている。
この日は高校で14件、大学で3件の処分が発表された。




