バスケ部顧問から転身の滝口新部長「頑張れる状況を自分でつくる」「環境があることに感謝する」チームに 広陵が再始動 ベンチ入りは初めて
「秋季高校野球・広島大会地区予選2回戦、広陵23-0油木」(30日、広陵グラウンド)
広陵が油木に大勝。五回コールドで31日の地区予選決勝に進出した。
広陵は全国高校野球選手権大会を暴力事案により、大会途中で出場辞退。その後、部員間の暴力行為、学校側の対応などに批判が相次いでいることを受け、中井哲之監督から34歳の松本健吾新監督に交代。部長もバスケットボール部顧問だった滝口貴夫氏が新たに就任した。
試合後、滝口新部長は「初めてベンチで野球を見ましたのでいろいろ感心させられることばかりでした」と感想。部長就任については「これはもう学校の運営方針ですので。それを受けたということです」と説明した。
新体制、新チームの初戦はテレビ局4社を含む、約20社の報道陣が集まるなど高い注目を集める中で迎えた。「それは昔から感じています。改めて野球の注目度の高さを感じました」とし、どんなチームにしたいかと問われると「種目を頑張れる状況を自分でつくるということに力を注ぐと。あとは環境があることに感謝することですね」と話した。





