京都国際 逆転勝ちで2年連続8強入り エース西村が1点劣勢六回から逆転呼ぶ快投!160球完投から中2日で4回0封

 「全国高校野球選手権・3回戦、京都国際3-2尽誠学園」(16日、甲子園球場)

 3回戦4試合が行われ、昨夏王者の京都国際は尽誠学園(香川)に3-2で逆転勝ちして2年連続の8強入りを決めた。エース左腕・西村一毅投手(3年)が1-2の六回から登板し、4回無失点で7奪三振の好投で流れを呼び込んだ。山梨学院は先発した来秋ドラフト候補右腕・菰田陽生投手(2年)が5回2/3を1安打無失点で勝利に貢献。日大三(西東京)、昨夏準Vの関東第一(東東京)も準々決勝に駒を進めた。19日の準々決勝は抽選で京都国際-山梨学院、関東第一-日大三の顔合わせに決まった。

 京都国際・西村が“鬼”と化した。球場のほぼ全体から尽誠学園に手拍子が送られ、完全アウェーとなった1点リードの九回。気迫あふれる14球を投じた。

 「球場の雰囲気もあっちの流れ。覚悟を決めて全員三振を取りにいくつもりでした」

 先頭から2者連続で直球を決め球に空振り三振を奪う。最後の打者は追い込んでから低めのスライダーでタイミングを外して空を切らせた。1人も走者を出したくない場面で圧巻の3者連続空振り三振。女房役の猪股琉冴捕手(3年)が「(九回だけ)別人の球でした」と目を丸くするほど鬼気迫る投球だった。

 1点劣勢の六回から登板。いきなり2死満塁を招くも三飛で切り抜け、以降は得点圏に走者を進めさせなかった。すると、八回に打線が逆転。4回2安打無失点、7奪三振の好救援で白星を呼び込んだ。尽誠学園・西村太監督(49)も「対戦した投手の中でナンバーワンだった」と白旗を振った。

 13日の2回戦は昨春王者・健大高崎戦に先発。160球を投じ、9回3失点で完投していた。熱投からわずか中2日。普段よりも湯船に長めに入り、ストレッチも入念に行うなど身体のコンディション管理を徹底した。「疲れはなかった」と明かし、グラウンド外での過ごし方からもエースの自覚がにじむ。小牧憲継監督(42)も「今日の西村の姿からは本当にエースに成長したなという熱いものを感じた」と手放しで称賛した。

 次戦は再び中2日で2023年センバツ王者の山梨学院と対戦する。「疲れは感じていません。大丈夫です」と西村。04、05年の駒大苫小牧以来20年ぶりで史上7校目となる夏連覇へ、タフなエースが頂点にけん引する。

 ◆西村 一毅(にしむら・いっき)2007年7月7日生まれ、18歳。177センチ、70キロ。滋賀県甲賀市出身。左投げ左打ち。投手。小学2年から水口少年野球団で野球を始める。水口中では近江ボーイズでプレー。京都国際では1年秋からベンチ入り。U18日本代表候補合宿メンバー。

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