ソフトバンク 山川V満弾でM点灯最短17日 ハムと4差に「今年一番」60年ぶり本拠13連勝
「ソフトバンク6-1ロッテ」(15日、みずほペイペイドーム)
本拠地のファンが待つ右中間席に打球が吸い込まれた。ソフトバンク・山川穂高内野手が1-1の七回に18号満塁アーチ。「最高の結果。今年一番だった」と笑顔を見せた。4番の一打で勝利を引き寄せ、チームは南海時代の1965年以来60年ぶりの本拠地13連勝。この日敗れた2位・日本ハムとのゲーム差は再び4に開き、17日にも優勝マジック29が点灯する。
5試合ぶりの一発が最高の場面で飛び出した。七回は代打・緒方の内野安打をきっかけに1死満塁とした。3番・近藤は三振に倒れ、4番打者は「どうにかする。攻めないと」と打席へ。外角寄りに甘く入った初球を逃さず、今季2本目の満塁弾とした。
後半戦から意識しているという右方向への打球だった。「理想は引っ張って確信歩き」と話すアーチストだが、今季は不振で苦しい時期もあった。「引っ張り(の意識)が強すぎると打撃は難しくなる。広角に打てる打者を目指して」と、練習から取り組んでいる成果を発揮した。
新たな意識でじわじわと調子を上げ、7月31日から再び4番に座っている。悩みながらも前に進む主砲が、勝利の立役者となった。





