日本ハム痛恨 首位攻防戦でソフトバンクに3タテ 今季最大4差も新庄監督前向き「まだ40試合ある」
「ソフトバンク3-1日本ハム」(11日、みずほペイペイドーム)
王者の背中が遠のいた。首位攻防戦でソフトバンクに痛恨の3タテを食らい、今季初の4連敗。厳しい現実にも、日本ハム・新庄剛志監督(53)は「悔しさが選手を燃えさせてくれるかもしれない。まだ40試合あるじゃないですか。最後どうなるのか、楽しみ」と、前向きに振る舞った。
初回に万波の18号ソロで先制後、同点の四回に牧原大の適時打で勝ち越された。我慢比べの展開から、七回は代打・中村の適時打で痛い失点。勝負どころを逃さない敵の強さに、指揮官も「なんかウチの試合の時、生き生きしてる気がしますよね。なんで他に負けんねん!」と、冗談交じりにぼやいた。
首位とは今季最大となる4ゲーム差。先制弾の万波も「なかなか簡単なゲーム差じゃない」と認め「一つずつ勝っていけるように頑張るしかない」と、自らに言い聞かせた。
相手はエース級ばかりとはいえ、4連敗中はわずか2得点。新庄監督は「エスコンに帰って、爆発してくれそうな気がします」と期待を込めた。王者の底力を痛感して訪れた正念場。何とか負の流れを断ち切りたい。





