夏の甲子園 開星・野々村監督がいじめ問題に持論展開「防止策は人間関係作りが一番」「陰から物を言うのは卑怯」

 「全国高校野球選手権・2回戦、仙台育英6-2開星」(14日、甲子園球場)

 開星の野々村直通監督が試合後、いじめ問題について持論を展開した。

 報道陣から質問された指揮官は、「これは難しい」と前置きした上で、開星では「みんながね、上級生、下級生無しに、上手、下手無しにみんな平等。だから控え選手だからといってねたまず、レギュラーだからと言って控えをバカにせず、徹底してミーティングして。それを実現してくれたチーム」と評した。

 その上で「防止策は人間関係作りが一番ですよ。人間性ですよ。ヘタクソをバカにするとか、そういうのは絶対にやってはいけない」と力を込めた野々村監督。さらに「陰から物を言うのは卑怯。名を名乗れって。本当に批判するなら(名乗って)出てこいと。武士道というのは日本人の文化なんですよ。弱い者いじめしないとか、お年寄りを大事にするとか。そこの人間性が原点ですよ。イジメは減る。寮生活もすごく風通しがよくなる」と持論を展開した。

 それだけに開星というチームは「野球は弱いけど、弱い子を助ける集団。それが最高に感謝。ありがたい」と目を細めた野々村監督。73歳で甲子園へ導き、1勝をマーク。引き際についても「グラウンドで死ぬのはダメ。野球は素人ですから」と持論を語り、報道陣を和ませていた。

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