夏の甲子園 仙台育英がPL学園に並ぶ夏通算48勝!1年生二遊間コンビがビッグプレーで流れ呼ぶ 二塁・有本「思い切ってプレーできた」

 「全国高校野球選手権・2回戦、仙台育英6-2開星」(14日、甲子園球場)

 仙台育英が逆転で開星を下し、夏の甲子園通算48勝で歴代5位のPL学園に並んだ。

 試合の流れを呼んだのは1年生二遊間コンビのスーパープレーだった。1点リードの五回無死一塁。二遊間への鋭いゴロをバックハンドで捕球した有本がそのまま二塁ベースカバーに入った砂へグラブトス。ボールを受けた砂も素早く体を切り返して一塁へ送球し併殺を完成させた。

 ともに1年生が見せたビッグプレーに甲子園のスタンドもどよめいた。ゲームの流れを渡さず、直後に追加点を奪うと、六回には田山、原の連続適時打で開星を突き放した。1点を返された直後の八回には高田が左中間席へダメ押しのソロ本塁打を放った。

 投げてはエース吉川が好リリーフを見せて開星の反撃を封じた。有本は「初回にカットプレーのミスがあったり、課題はたくさんある」と言いつつも、「打球を捕って、ショートが砂ということで思い切ってプレーができた。普段から寮でも砂の部屋にいったり、いつも一緒にいるのでそういうプレーができたのかなと思います」と振り返っていた。

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