尽誠学園23年ぶり夏1勝 エースで4番で主将・広瀬が完封&タイムリー「すごく楽しかった」
「全国高校野球選手権・2回戦、尽誠学園3-0東大阪大柏原」(12日、甲子園球場)
2回戦3試合が行われ、尽誠学園(香川)はエースで4番、主将も務める広瀬賢汰投手(3年)が東大阪大柏原を完封し、2002年夏以来23年ぶりの白星を挙げた。
まさに独り舞台だ。投げては9回完封、打ってはタイムリー。「すごく楽しかった」。エースで4番、さらに主将という野球漫画の主人公のように肩書がそろう尽誠学園(香川)の広瀬が聖地を席巻。圧倒的な存在感だった。
クレバーな投球がさえた。直球を“エサ”にスライダーやチェンジアップを効果的に投げていく。「相手はストレートに強いチーム。変化球を使おうと思いました」。八回1死一、二塁のピンチでは相手を手玉に取って後続を寸断した。思惑通りの108球で9回6安打無失点。打撃では五回2死満塁から左前2点打。今夏の香川大会で得点圏打率10割。勝負強さをさく裂させた。
甲子園へたどり着くために厳しい環境に身を置きたかった。堺市出身。それでも香川県の尽誠学園を選んだ。「寮生活もしたかった。厳しい場所でやろうと」。新チームでは主将に立候補した。「(昨夏の県大会では)初戦で負けて全国で勝てるチームにしたい」。覚悟を胸に戦ってきた。
白のマウスピースが映える。今年6月から使い始め「歯を食いしばれて力が入りやすい」。新兵器の効果も抜群で2002年以来、23年ぶりとなる夏の甲子園勝利へ同校をけん引。それでも道半ばだ。「目標は日本一」と広瀬。その存在感で聖地を沸かせていく。





