夏の甲子園 広陵・中井哲之監督「本当にみなさまにご心配を」試合前に選手へ「笑顔で」も「僕の顔が厳しかったかな」

 「全国高校野球選手権・1回戦、広陵3-1旭川志峯」(7日、甲子園球場)

 広陵が逆転で旭川志峯を下し、3年連続で夏の甲子園初戦を突破した。

 投打ががっちりと噛み合い、接戦を制した広陵。中井監督は「本当に選手がよく頑張ってくれて、監督は何もしていないような試合」と評した。四回に失策から先制を許したが「県大会から粘り強く、よく守ってくれて。積極的なエラーだったので切り替えてと」選手にアドバイス。「後半勝負というのを言って、グラウンド整備が終わると流れが変わるもんですから。よく頑張ってくれたと思います」とたたえた。

 「本当に皆さんにご心配をかけたり、夢の舞台で甲子園に立てて子供たちがプレーできたことに感謝しかない」と指揮官。試合前には「きょうはとにかくリラックスして笑顔でやろう」と選手に声かけをしたという。初戦を前に1月の暴力事案が注目されたことで「僕の顔が厳しかったかなと」と明かした。それだけに「選手ありきの高校野球、よく頑張ってくれた」と語った。

 エースの堀田は六回以降、無安打に封じた。「上手に変化球をまぜろよという指示はした。先輩達の姿を見ながら、最後に背番号1をつけた形。もっと頑張って欲しいなと思います」と語った。次戦へ「自分たちの野球をやりきるだけなので」と話し、例年の戦いと違いは?の問いに「ありますよね、それは。学校が発表した通りなので。粛々と全力を尽くすだけなので」と心境を吐露していた。

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