夏の甲子園 広陵が3年連続の夏初戦突破 逆転で旭川志峯を下す 大会史上最も遅い開始のゲームで底力を発揮
「全国高校野球選手権・1回戦、広陵3-1旭川志峯」(7日、甲子園球場)
広陵が逆転で旭川志峯を下し、3年連続で夏の甲子園初戦を突破した。
夏の甲子園史上、最も遅い午後7時29分にプレーボールがかかったゲーム。広陵は四回に失策からピンチを招き1点を先制されたが、直後に高橋が右中間へ大飛球を放ち、敵失に乗じて一気にホームへ。記録は三塁打と失策となり、すぐさま試合を振り出しに戻した。
さらに六回に草島の犠飛で勝ち越すと、七回にも犠飛で追加点を奪った。投げては先発の堀田がボールを丁寧に低めに集め、1失点完投と好投。32年ぶりの勝利を目指す旭川志峯に反撃を許さなかった。
中井哲之監督は「本当に選手がよく頑張ってくれて、監督は何もしていないような試合」と語った。「選手ありきの高校野球、よく頑張ってくれた」とたたえ、次戦に向けては「自分たちの野球をやるだけなので」と力を込めた。
試合前には中井監督が取材対応し、1月の暴力案件について「学校が発表した通りなので、今は頑張るしかない」と語った。「応援してくださっている方がたくさんいらっしゃると思いますので、その中で生徒の頑張る力を信じたい」と説明し、生徒に動揺は?という問いに「普段通り生活しています」と明かしていた。





