仙台育英・吉川 完封一番乗り「一番イメージ通り」カーブ駆使して12K 女子バレー元日本代表の両親の金言生かす

 「全国高校野球選手権・1回戦、仙台育英5-0鳥取城北」(6日、甲子園球場)

 1回戦4試合が行われ、仙台育英(宮崎)は鳥取城北に快勝。今秋ドラフト候補で、元バレーボール女子日本代表監督の父、元バレーボール女子日本代表の母を持つ最速147キロ左腕・吉川陽大投手(3年)が、今大会完封一番乗りを果たした。

 勢いよく左腕を振り下ろした。最後のアウトを空振り三振で奪うと、雄たけび。「いろんな人の顔が浮かんで。頑張ってきて良かった」。仙台育英・吉川が初の聖地で“完封一番星”を刻んだ。

 金言を生かした。元バレーボール女子日本代表監督の父・正博さん(62)から常々言われていた「明日の良いイメージをしっかりと考えなさい」という言葉通り、就寝前に理想の投球を想像。前夜のイメージを再現するように、伸びのある直球に得意のスライダーなどを織り交ぜ12三振を奪った。中盤以降は「一番イメージ通りにカウントがとれた」とカーブを駆使し、的を絞らせず。冬に鍛えたスタミナで9回129球を投げ抜いた。

 「世界ナンバーワンのリベロ(守備専門の選手)」と称された母・博子さん(54)の思わぬ一言が夢舞台への第一歩だ。幼少期から両親が指導するバレーボール教室についていき「バレーボールがやりたい」と思うのは自然だった。だが博子さんから「親のことでプレッシャーがかかるから、やめておきなさい」とまさかの忠告。友人に誘われた野球の道へと進むこととなったが「良い道に進んだ」と今となっては大きな転機となった。

 世界で戦ってきた両親からは「勝負強さ」などメンタル面の助言を数多く受けた。上からたたくようなフォームはバレーボールのアタックを意識する。「甲子園は夢の舞台。そこで良い投球がしたい」。母ばりの鉄壁の守備で、全国のナンバーワンを目指す。

 ◆吉川 陽大(よしかわ・あきひろ)2007年12月28日生まれ、17歳。広島県生まれ。左投げ左打ち。175センチ、73キロ。神奈川県横浜市で育ち小学3年時から茅ケ崎エンデバーズで野球を始め、茅ケ崎中では横浜都筑シニアに所属。仙台育英では2年春からベンチ入り。50メートル走6秒7、遠投90メートル。最速147キロ。

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