なぜ? NPBが「リプレーセンター(仮称)」の導入を検討? 審判の負担軽減が理由

 日本野球機構(NPB)は4日、都内で12球団との実行委員会を行った。会議後、NPBの中村勝彦事務局長は来季から「リプレーセンター」の導入を検討していることを明かした。

 プロ野球の監督が試合の判定でリクエストを要求し、映像をリプレー検証で確認した上で審判が判定を決めるルールだった。これまでは各球場の“現場”で審判が確認して実施してきた。ただ今、NPBで協議されているのは、球場ではなく別の場所「リプレーセンター(仮称)」で映像をチェックするというもの。リプレーセンターで判断するのは審判で、「審判が最終ジャッジを下すことはルール上変わっていません」(中村事務局長)という。

 例えば1日に行われる6試合全てを「リプレーセンター」が一括してリプレー検証して判断を下す。審判は例えば屋外の猛暑の中で試合の判定もし、さらにリクエストが要求されれば動き回ることになるため、中村事務局長は「審判には酷な作業だった。こちらの(審判の)負担軽減」が理由だとした。さらに「冷静な判断と、しっかりとした映像をもとに判断していくのが一番」と説明する。球場とは別の場所でリプレー検証をして激務の審判の負担を減らすとともに、公平で公正なシステムを築くために新たな方法を模索した形だ。

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