「ヤクルト７－６広島」（２１日、神宮球場）

　２点を追う九回２死、ヤクルト・赤羽の左翼ポール付近への打球が一度は三塁打とされたが審判団がリプレー検証。その結果、ポールに当たったとして判定が本塁打に覆り、逆転サヨナラ３ランで決着した。

　リプレー検証中、試合を中継したフジテレビＯＮＥの映像は本塁方向から映されたもの。打球がポールの下部に当たってわずかに方向を変えたように見えるものの、明らかにポールに跳ね返ったと言えるかどうかは微妙だった。

　試合の勝敗を左右する重大な場面だけに、検証映像でのわかりにくさはＳＮＳでも話題に。「横からの映像がないと、ポールに当たってるかどうか分からんね」「あの映像しかなかったんだろうけどわかりにくいものだった」などとコメントが寄せられた。

　直後、ＮＨＫニュースのスポーツコーナーでの映像は三塁ベンチ方向から撮られたもので、「フジのリプレイ映像だと良く見ると軌道が少し変わっている。ＮＨＫニュースの映像だと当たってそうと言えそうな打球。微妙ではあるが・・・」「フジワンの中継映像だと判断が難しかったがｎｈｋのスポーツコーナーの映像では一目瞭然でした」などと反応があった。

　さらにＳＮＳ上には左翼ポール後方のファンが撮影した映像も。打球がポールに当たってグラウンドにはね返り広島ファンが頭を抱えた。「改めてリクエスト用カメラは増設すべきと思いました」という声や「赤羽の打球がポールに当たっているという決定的な映像をファンが投稿していた。公式がそういう映像撮れていればビデオ判定も楽勝だっただろうに。リクエスト制度が採り入れられて久しいのに、設備がまるでついていってない現実どうにかならんのか」などの意見も寄せられた。