夏の甲子園 開幕試合は創成館と小松大谷が激突!異例の試み「応援団などの準備が間に合わないため」宝会長が冒頭で説明

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(1日、オンライン)

 新たな試みとして5日の開会式後に行われる開幕試合のみの抽選が実施され、創成館(長崎)-小松大谷(石川)と激突することが決まった。

 オンラインで各校の主将が集結。開会式の入場行進順として北北海道代表の旭川志峯からクジを引き始めた。それぞれ2校出場する東京、北海道が開幕日を引いた場合は、抽選を回避する措置もとられた。実際に抽選が始まると主将が番号を指名。白紙の場合は本抽選に回ることになった。

 なかなか2枚の当たりクジを引かず、中越高校の順番で接続が切れるハプニングも。開会式後の開幕試合は調整が難しいこともあり、空くじを引いた主将は安堵の笑みを浮かべ、「よしっ!」と声をあげるシーンもあった。最初に小松大谷が引き当てると主将は表情を引き締めた。そして九州地区まで空くじが続き、創成館の主将が引き当てた。

 創成館の下川主将は「開幕戦にふさわしい試合をやっていきたいと思います」とコメント。「緊張はあったけど、早く試合をしたかったので嬉しいです」と語り「30番を引こうと思っていたので当たって良かったです」と白い歯をこぼした。

 小松大谷の田西主将は「まさか自分が引くとは思ってなかったのでビックリしてます」と語り、「開幕戦にふさわしい全力プレーで戦っていきたいです」と力を込めた。さらに「昨年のベスト16という壁をやぶって全国制覇を目指したいと思います」と意気込んだ。

 日本高野連の宝会長は冒頭で「49校の選手たちがオンラインで集まってくれていますが、ようこそ甲子園へ」とあいさつ。酷暑対策として「開会式を午後4時から始める初の試み。そのため開幕日は1試合しかやれません。応援団の準備など間に合わないため、開幕試合だけ抽選を行うことになりました」と説明した。

 今回は3日の本抽選から開幕試合まで2日しかないことから、選手の調整や応援団の移動も考慮して特別に実施。残りの試合については本抽選で行われる。

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