オリックス・宮城 70日ぶり4勝目も笑顔なし「もっといいピッチングがしたかった」6回5安打2失点

 「オリックス6-4西武」(30日、京セラドーム大阪)

 待望の白星でも笑顔はなかった。オリックスのエース・宮城が後半戦初の先発で6回6安打2失点。5月21日・ロッテ戦(京セラ)以来、8試合&70日ぶりとなる4勝目をマークし、チームの連敗も「6」で止めた。

 「うれしいけど、もっといいピッチングがしたかったというのが率直な気持ちです。追加点を取った直後の六回の2失点が悔しい。粘らないといけない」。立ち上がりから緩急の利いた投球を演じたものの、肝心の課題が未解決のままだ。前半は好投しても中盤で失点を許す“悪癖”が再三続いており、この日も4点リードとなった直後の六回に外崎、デービスに痛打され2点を献上。喜びよりもエースとしての反省の方が大きかった。

 勝てない期間中でも「自分の力不足。自分がゼロに抑えれば勝てた試合はあった」と連呼してきた背番号18。今後の巻き返しが楽しみだ。

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