オリックス“由伸の72億円”使い道は 良い施設造り&ファンに還元 湊社長、由伸の貢献度は「最大限」

 オリックスは28日、京セラドーム大阪で仕事納めを迎え、湊通夫球団社長(61)がポスティングシステムを使ってドジャースへ移籍した山本由伸投手(25)の貢献度について「最大限ですね」と言及した。

 3年連続MVPを獲得し、チームを3連覇へ引っ張ってくれた右腕。「上位にいることで自然とモチベーションを維持できたと思う。そういう意味では良い環境だったのかな」とエースのステップアップの要因を分析した。

 移籍に伴ってドジャースから支払われる約72億円の譲渡金の使い道については「選手を強化することは基本中の基本」とし、「育成において足りないものは何なのか洗い出しをして、さらにブラッシュアップして良い施設を造っていく」とさらなる強化を誓った。

 また、ファンへの還元も約束。「野球を見ることに対して人口を増やしていかないと収益力も落ちてくる。そういう部分にも、このお金を分散していきたい」と先を見据えた。

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