高校野球 来春センバツでDH制導入へ 8・1に高野連理事会

 日本高野連が来年から指名打者(DH)制を導入する見通しであることが29日、分かった。春の第98回選抜高校野球大会が最初の大会となる。8月1日の理事会で諮られ、関係者によると反対意見は少ないという。ルールの周知、各校が対応するための時間を確保するなどの理由で、年内の大会は実施が見送られる可能性が高い。

 DH制は投手の負担軽減、多彩な選手を起用できることなどが利点で、米大リーグや日本のパ・リーグ、国際大会や国内アマチュアの大半で採用されている。大学では、東京六大学連盟と関西学生連盟が来年からの導入を今年決め、全日本大学連盟加盟の全連盟に広がった。長い歴史と高い人気を誇る高校球界も、国内外の潮流に合わせることになる。

 高野連は今年「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」を設置し、合わせてDH制などについても導入の可否を議論してきた。7イニング制は今秋の国民スポーツ大会での実施が決まっているものの、加盟校や一般ファンにアンケートを取るなど慎重に検討が進められており、年内に対応をまとめる方針。

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