中日・井上監督「きょうの勝利も予想できなかった。怖さ痛感した2戦」前夜の悪夢一転、元同僚・マルティネス撃ちで逆転勝ちに選手たたえる「辻本がようつないでくれた」
「巨人2-3中日」(9日、福島県営あづま球場)
中日が鮮やかな逆転勝ちで連敗を3でストップした。細川成也が九回2死から昨季まで同僚だった巨人の守護神・マルティネス撃ちに成功。起死回生の逆転3ランを放ち、レフトスタンドの中日ファンは狂喜乱舞となった。
チームは前日九回逆転サヨナラ負け。ドラフト1位ルーキー金丸の初勝利が消える悪夢をみていただけに、試合後、井上監督は「昨日ああいった形で逆転されるのは予想だにしてなかったが、きょうの逆転勝利も予想できなかった。最後の最後まで何があるか分からない。怖さを痛感した2戦でした」と振り返った。
相手は昨年まで中日の絶対的守護神だったマルティネス。嫌というほど力を知っている相手だったが「向こうの抑えがライデルが出てきた瞬間に、シュンとなりがちではありますけど、いけるいけると。岡林と辻本もしぶといヒットを打ってくれた。細川がクローズアップされがちですけど、1番つないだという意味では辻本がようつないでくれた」と指摘した。
前日に救援に失敗した清水が、2死満塁のピンチを招きながらもこの日は無失点。「昨日の今日なんで不安満載で登板したと思いますけど、早い段階で払拭させないと。塁をにぎわせてしまったが、抑えてよかった」と目を細めた。





