巨人・阿部監督 リチャードの1軍再昇格を明言「一発が宝くじくらいの確率である」 相手投手によって「チャンスをあげたい」
巨人・阿部慎之助監督(46)が7日、中日戦(山形)が行われる8日からリチャード内野手(26)を再昇格させると明かした。「一発が宝くじくらいの確率であるから。長打はある。代打でいてくれたらね。相手も不気味だろうし。抑え方は簡単なんだけど」。無限の可能性を秘めた男のパンチ力に期待した。
リチャードは5月に秋広らとの電撃トレードでソフトバンクから移籍。巨人の1軍では打率・095ながら2本塁打と長打力を発揮した。だが6月12日・ソフトバンク戦(ペイペイドーム)の六回無死一塁の打席でエンドランのサインを見落とし、初球を見送った。ここで一走・増田陸が二盗を失敗していた。これに激怒した阿部監督が試合後、「リチャードを(2軍に)落とす。打つ打たないじゃなくて、ボーンヘッドはやっぱり許されないよ、と」と明言。同13日に出場選手登録を抹消され、2軍で調整を行ってきた。
2軍では直近5試合で16打数7安打の打率・438、1本塁打、6打点をマーク。6日に桑田真澄2軍監督と話をした阿部監督は「(2軍での)取り組とかもいいし、報告も受けてるから。それはずっと続けてほしいなと思ってます」と期待する。
当面は「(スタメン起用は)考えてない」と明かしつつ、「勇人(坂本)を休ませる時くらい、相手のピッチャーを見てチャンスをあげたいなと思う」と奮起を促すように語った。





