ロッテ 20歳&21歳が阪神戦先発 プロ初先発の木村「最高のパフォーマンスを」田中晴は「自分にとって特別な球場」

ロッテ・木村優人
 ロッテ・田中
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 若き2人の剛腕が、セ・リーグ首位の阪神打線に挑む。ロッテは17日の阪神戦(甲子園)に高卒2年目の木村優人投手(20)がプロ初先発。18日の同戦には高卒3年目の田中晴也投手(21)が先発する予定。今季台頭した2人が甲子園に臨む。

 木村は今季初めて1軍の舞台を踏み、リリーフとして14試合に登板。初勝利、初ホールド、初セーブをマークした。8日の中日戦(バンテリン)を最後に先発として調整。「やれることをしっかりやって試合に臨みたいと思いながら調整してきました。先発だからといって、これまでと何かを変えるのではなく、1イニングずつ。打者1人ずつ相手に向かっていき、しっかりと抑えたいと思います」と抱負を語った。

 霞ヶ浦高時代は1年夏からベンチ入りしたが甲子園出場はなし。高3の夏は茨城大会決勝は土浦日大と対戦。3点リードの九回に5点を失い逆転負けを喫した。「甲子園は高校時代に投げることを一つの目標に頑張っていたので憧れの場所です。高3夏は県大会決勝で自分が投げていて最終回に逆転負けをしてしまい、甲子園では投げることができなかったという悔しい思い出があるのでこうしてプロに入って、投げる機会をいただけて嬉しいです」と目を輝かせる。

 田中晴は今季7試合に先発し3勝3敗。甲子園での登板に向けて「自分にとって特別な球場ってのは高校時代から変わらない」と言う。日本文理高時代は2年夏、3年夏と2度の甲子園を経験し共に初戦敗退。「良い思い出は作れていないんですけど…。その時の自分とは全く成長してると思うので、違うイメージは臨めますし、とにかくチームが勝てるようにやっていきたい」と決意を語った。

 木村は高校時代は登板のない日も主軸を務めてきた。田中晴も高校通算20本塁打を放ち、7日の中日戦(バンテリン)では左前適時打を放った。ともに打撃も持ち味。木村は「最高のパフォーマンスを出して、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」。田中晴も「いつも通りイニングの先頭を全力で取り行くことがまずはスタート」と誓う。聖地で伸び盛りの若い2人が躍動する。

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