昔よく見た光景が… パ高セ低の交流戦 上位球団は全てパ・リーグ 今季2度目のセ・リーグ全敗

 「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)

 楽天の代打・黒川の打球がサヨナラの二塁適時内野安打となった瞬間、今年の交流戦で2度目となるセ・リーグの全敗が確定した。

 12球団の順位表を見れば、3連勝のソフトバンクが1・5ゲーム差をつけて首位を快走し、2位にはオリックス、日本ハム、西武が7勝5敗で並ぶ。5位は6勝5敗のロッテで、パ・リーグでは最下位の楽天が6勝6敗で6位につけている。

 一方、セ・リーグに目を向ければ、トップは6勝6敗の広島と中日が最上位の6位で、5勝7敗で阪神とDeNAが9位に位置。今季4度目のサヨナラ負けを喫したヤクルトが4勝8敗で11位、そして3勝7敗1分けの巨人が12球団最下位に沈むという構図になっている。

 22年にヤクルトがセ・リーグ球団では4年ぶりの優勝を果たし、23年にはDeNAも初優勝するなど、セ・リーグの巻き返しが目立ち始めた近年だったが、この日を終えてパ・リーグの41勝に対し、セ・リーグは29勝と圧倒的な大差をつけられている。

 パ高セ低の交流戦と叫ばれた昔が、また元に戻ろうとしている。2試合連続のサヨナラ負けで今季初の6連敗を喫した阪神が、2位以下の球団に差を詰められない大きな要因にもなっている。

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