“桧山推し”虎党 楽天・石原が大仕事 今季初安打がサヨナラ打「守り勝って、打ててうれしい気持ちでいっぱい」

 「楽天5-4阪神」(14日、楽天モバイルパーク)

 歓喜の輪の中でもみくちゃにされながら、楽天・石原彪捕手は満面の笑みを浮かべた。プロ初のサヨナラ打で5時間10分の死闘に終止符を打つ。「(打った瞬間は)雨で見えなくて。浅村さんがすごい勢いで水かけてきたので」。師匠からの手荒い祝福を受け、両拳を突き上げた。

 フィナーレは延長十回に待っていた。2死から連打で作った場面で打席が巡ると、「マジかと思って入った感じです」と本音をのぞかせる。今季はここまで無安打。そんな中で腹をくくった一打は猛チャージする左翼・森下の前に落ちた。

 京都府出身。昔から阪神ファンだった。「金本さん、城島さん。藤川さんはテレビで見ていた人で、桧山さんが一番好きでした」。甲子園の右翼席で聞いたチャンステーマに心を少し弾ませながらも、途中出場で中継ぎ陣を懸命にリードした。

 一丸でつかんだ勝利だ。九回には同点にこそ追いつかれたが、冷静に併殺を奪って苦しんだ加治屋を救った。「守り勝って、ちょっと自分が打ててうれしい気持ちでいっぱいですね」。捕手として導いた歓喜の3連勝。阪神戦6連勝で一気に勢いづく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス