長嶋茂雄さん死去 緒方耕一氏が語ったミスター秘話「表札を書いてもらって」常にマイ筆を持ち歩く「字が上手で迷いがない」

 巨人OBの緒方耕一氏が12日、自身のYouTubeチャンネル「緒方耕一のチャチャCHANNEL」に新規投稿。3日に肺炎のため亡くなった長嶋茂雄さんとの思い出を語った。

 8日に行われた告別式に参加したという緒方氏。「しんみりした感じはあったんですけど、一茂さん、三奈ちゃんの人柄もあって明るい告別式になってたんじゃないかと思います」という。

 長嶋氏との思い出について「緊張してお話させていただいた記憶しかない。プライベートでは結婚式で主賓でスピーチをしてもらって、すごい面白くてみなさんの記憶に残っている。素晴らしい楽しいスピーチでした」と回顧し、「家を建てる時に表札を書いてもらおうと。お付きの人に連絡して、高い高級和紙を買って待っていて、宮崎キャンプの時に部屋に呼ばれて書いてもらった」というエピソードを披露した。

 「『緒方、指導は難しいだろ?』って言いながら。お付きの人がマイ筆を持ち運んでいて、書斎のテーブルで書いてもらって。字が上手なんですよ。迷いがない。それで『素晴らしい。どうだ緒方?』といわれて、一枚で終わりました」と語った緒方氏。「強いけど優しい字。これを表札にしてもらって、子どもたちにも受け継いでほしいと思っています」という。

 「球界にとってもスーパースター。あれだけすごい人なのに腰が低い。私みたいな人間にも普通に接してくれる」とミスターの人柄を語った緒方氏。現役引退後、テレビ局のニュース番組でリポーターを務めていた際、巨人の宮崎キャンプで宿舎の前から中継したシーンがあったという。これをテレビで見ていたのか「長嶋さんがワーッと出てきて『緒方おはよう』って。テレビに出て下さったんですよ。もう感動、感謝で」と緒方氏。「テレビのスタッフの方、スタジオの方、視聴者の方、僕の株が上がったんじゃないかと思うくらい衝撃的な出来事で。監督のサービス精神旺盛なところに僕も助けていただきました」と頭を下げた。

 昨年11月に会ったのが最後だったといい、そこで2ショット写真も撮影してもらったという緒方氏。野球人として「野球の神様がいたんだよというのを継承していかないといけない」。教え子の1人として、ミスターの精神を後世に伝えていく決意を示した。動画では他にも長嶋さんとのエピソードが赤裸々に語られていた。

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