「君たちは野球の伝道師たれ」０４年アテネ五輪予選、胸に響いた長嶋茂雄氏の言葉
プロ野球の国民的スーパースターで、元巨人・長嶋茂雄さんが３日午前６時３９分、肺炎のため都内病院で亡くなった。８９歳だった。
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２００４年アテネ五輪の前年、その予選で、長嶋ジャパンを担当した。当時、印象に残った言葉があった。選手に向けた長嶋監督の「君たちは野球の伝道師たれ」という言葉だった。
国内でも子どもたちの野球離れが進みつつあった時代。そして、野球は国際的にはマイナースポーツでもある。五輪という国際舞台で、日本に再び、そして世界中には新たに野球を広めたい。そんな意味が込められていたと思う。
志半ばして、長嶋氏は病に倒れ、アテネ五輪本番は指揮を執ることができなかった。訃報に際して思う。プレーする選手、そして報道する側も“野球の伝道師”としての思いを受け継いでいかなければならない。（デイリースポーツ・鈴木創太）
