走攻守に華のあるプレーで魅了 空振りも絵になる長嶋茂雄さん

 長嶋茂雄さんは走攻守に華のあるプレーでファンを引き付けた。プロ野球での17年間の現役生活は、色とりどりのエピソードで彩られている。

 東京六大学リーグの本塁打記録を更新し、1958年に黄金ルーキーとして巨人に入団。デビュー戦で国鉄(現ヤクルト)の大エース金田正一さんに4打席4三振と派手にやられたが、打率3割5厘、29本塁打、92打点、37盗塁で本塁打と打点のタイトルを獲得し、新人王に選ばれた。スタンドに運びながら一塁を踏み忘れた9月の「幻の本塁打」がなければ、打率3割、30本塁打、30盗塁のトリプルスリーを達成していたところだった。

 昭和天皇が初めてプロ野球観戦した59年の天覧試合では、阪神の村山実さんからサヨナラ本塁打を放ち、大舞台での強さを見せつけた。その後「打倒長嶋」に燃えた村山さんとのライバル対決はファンを沸かせた。村山さんは通算1500、2千個目の節目の三振を長嶋さんから奪っている。

 三塁の守備では華麗なランニングスローが見せ場だった。隙あらばホームスチールも仕掛けた。

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