巨人 大勢崩れ3位転落 阿部監督「ちゃんと点をとれない方に、もっと原因がある」「野手が奮起しないとダメ」

 「中日4-1巨人」(1日、バンテリンドーム)

 巨人は自慢の救援陣にほころびが出て痛い逆転負け。交流戦を前に3位へ後退した。同点で迎えた八回だ。セットアッパー・大勢が2死満塁からカリステへ投じた4球目のスライダーが暴投となり勝ち越し点を献上。カリステには甘く入った直球を中前へ運ばれる2点適時打を浴び、勝敗が決した。

 「力む場面だが、力みながらもコースに投げきらないと簡単にはじき返される」と猛省の大勢。ただ、阿部監督は「その前にちゃんと点をとれない方に、もっと原因がある」と敗因を挙げた。

 初回に1点を先制も、1死二塁からキャベッジ、ヘルナンデスが凡退。六回2死一、二塁でも点を奪えなかった。「僅差の試合が続いて投手はしんどい時期に来る。そこを野手が奮起しないとダメ」と評した阿部監督。攻撃に課題を残しながら、勝負の交流戦を迎える。

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