巨人・阿部監督 3安打の松原に「成果が出て良かった」も「すぐ忘れちゃうんで(笑)」泉口の打席は「出た方が」【一問一答】

 ベンチ最前列で戦況を見つめる阿部監督(撮影・佐藤厚)
 1回、松原に適時打を打たれ7点目を失う伊藤将(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、巨人9-4阪神」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 オープン戦初陣で勝利した巨人・阿部慎之助監督は「いい攻撃が初回にできて良かったと思います」と語った。3安打の松原には「成果が出て良かった」と言いつつ「すぐ忘れちゃうんで(笑)」と報道陣の笑いを誘う場面も。六回には泉口への投球を巡ってベンチから球審に確認したが「出といた方がいいかなと思って」と理由を語った。

 以下、阿部監督との一問一答。

 -初のオープン戦で勝利。

 「すごいね、いい攻撃が初回にできてよかったと思います」

 -打線がつながった。キャンプの成果か。

 「まあみんながね、徹底してやってた姿が見られてね、まあ、とてもよかったなと思います」

 -機動力も発揮。監督としても手応えはあるか。

 「点を取るのが野球ですし、なにか方法を、打つばっかじゃ難しいんでね。足も絡められましたし、よかったかなと思います」

 -仕掛けたからこそ生まれたビッグイニングか。

 「ま、相手のミスもしていただいたんで、だと思います」

 -秋広も結果出した。成長を感じたところはあるか。

 「いや、全くないですね、はい。1本打って満足しちゃったのか、そのあとの打席、ホームラン打たれた次の回の初球ポンポーンと打ち上げて。ああいうのはちょっと野球知らないんじゃないかと思います」

 -阪神は開幕戦の相手。そこへの意識は。

 「もちろん、開幕で当たるのはもう決まっているので。僕らは今までキャンプでやってきたことを出すだけなんで、オープン戦に関しては」

 -開幕投手の戸郷について。

 「まあ、1回しか投げてないので、次の登板、もうちょいイニングがいくかもしれないですし、いい調整してもらいたいなと思いますね」

 -オープン戦で選手に引き続き求めるものは。

 「やっぱり、普通にやるというのが一番難しいことで。当たり前の、取れるアウトを一個取れなかったりとか。そういうのは、野球に、すごく致命的になるので。そういうところ、出ているみんなが感じてやってもらいたいなと思います」

 -巨人キラーの伊藤から打った。手応えは。

 「オープン戦なんでね。公式戦だったら褒めてあげたいですが、特にないです」

(囲み取材へ移り)

 -初回、1、2番が手を出さず球数も投げさせた。

 「まああのー、うん、そうしろとは言ってないんだけどね、いいつながりができたなと思いますし。まあ空気を読んで野球やってほしい、状況判断してやってほしいというのはね、ずっと言ってるんだけども、そのへんがまだわかんない選手がいるかなぁと思うんで。そこは、コーチがしっかり指摘してると思います」

 -伊藤将から、左打者が安打。

 「左バッターが多いんでね、仕方ないよね」

 -本番でも当たる投手にいい攻撃。

 「そうですね。いい材料にはなったかなと思います」

 -吉川の二ゴロは自己犠牲。

 「ゴロ転がして、足が速いんでね。狙いにいったのなら、素晴らしいなと思います」

 -初回の攻撃、空振りがなかった。

 「そうだね、みんなボールを長く見て、粘り強くいってくれていた。そういうのも徹底して、シーズン通しやっていこうと言ってある」

 -狙いに対しての一つの結果。

 「そこはたまたまかなと思うけどね」

 -松原が3安打。

 「すごくキャンプで徹底して反対方向に打ってるんでね。その成果が出てよかったなと思います。でも、すぐ忘れちゃうんでね(笑)。今日のことは今日のこととしてね、また明日の試合に切り替えてやってほしいなと思います」

 -打球方向も中堅から左。

 「そうだね」

 -投手陣は思い切って腕を振った。

 「すごく、打たれても堂々としているしね。そういう姿を見ているのでね。相手もプロ野球ですから。打たれることはあると思うんです。その後の四球が、赤星の時にね。ああいうところを僕は見ているので。もう一発打たれちゃえと思って投げられたのか、割切って。っていうところを僕は見ているので。結果的に四球になると、ああチビッたなって言われちゃうだけなので。動揺しているなと見られるだけだと思う」

 -四球は1個。

 「すごくゾーン内で勝負していこうというのが浸透していると思う。もちろんね、野球ってストライクゾーンだけで打ち取れるかって言えば、打ち取れないと思う。しっかりボールゾーンを使うことも、これは学んでほしいなと思います」

 -ケラーも登板。

 「そうね。すごくまたブルペンとはひと味違って、スイッチ入ってね、よかったと思います」

 -OP戦とはいえ、七回のダメ押しに意味がある。

 「そうですね、そうだと思います」

 -門脇3番で犠打。攻めの一手。

 「まあ、そうだと思います。ホームランを30本打てるわけじゃないので」

 -泉口の打席で審判に確認。

 「あれはシーズン中ならリクエストできるので。リプレー検証できるので、その確認をしに行った。僕は明らかに、ベンチまで『ボコッ』て音がしたので。デッドボールかなと思って。で、ハーフスイングはセーフってやっていたので、ああいうところは出といた方がいいなと思って、ちゃんと聞きに行きました」

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