大商大が全日本大学野球選手権の出場を辞退 大学が公式HPで発表 監督、選手の不祥事相次ぐ「心よりおわび申し上げます」初戦の相手は不戦勝に

 大商大は28日、不祥事が相次いだ硬式野球部の全日本大学野球選手権出場を辞退することを発表。同大学の公式ホームページに文書が掲載された。

 大商大は関西六大学野球リーグで7季連続優勝を果たし、出場権を獲得していた。だが21日に正捕手として試合に出場していた蜷川大容疑者(21)が不同意性行為の疑いで逮捕。4月には冨山陽一監督が道路運送法違反の容疑で逮捕されており、部内での不祥事が相次いでいた。

 谷岡一郎学長の署名で「この度の硬式野球部関係者の不祥事件につきまして、本学学生、保護者、卒業生ならびに関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申しあげます。

 本学といたしましては、学生野球は教育活動の一環との認識のもと、この事態を厳粛に受け止め、関西六大学野球連盟を通じて標記大会への出場辞退を申し出いたしました。

 今後は、本学の建学の理念及びスポーツ憲章の趣旨に鑑み、適切な倫理観・公共精神を備えた人間形成を達成すべく、全学を挙げて取り組んでまいります。

 皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを重ねてお詫び申しあげます」と記された。

 また全日本大学野球連盟は大商大の出場辞退を受け、すでに組み合わせも決定していたため、城西国際大の不戦勝とすることを発表した。

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