中日・ドラ1金丸 黒星デビュー 堂々の92球 6回5安打2失点も無援「真っすぐは通用する」

 「中日1-2DeNA」(5日、バンテリンドーム)

 いきなり球場をどよめかせた。中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(関大)が投じた注目の第1球。「悔いがないように入りたかった」。桑原に152キロの内角直球でストライク。四回に逆転を許して初登板初黒星を喫したが、4球団が競合した前評判通りの鮮烈デビューを飾った。

 三回まで三塁を踏ませない。1-0の四回に2点を失ったが大崩れせず、6回5安打2失点で8奪三振。「楽しさが大きかった。真っすぐは通用する」と明るく言った。

 神港橘高では無名。関大時代、アドバイザリースタッフを務めていた元阪急の山口高志さんとの出会いが転機だった。剛速球で鳴らした大先輩とともに、177センチの体を力みなく動かせる現在のフォームを確立。磨き上げた「質の高い直球」で、強打者をねじ伏せた。

 井上監督は次回登板について「とりあえず抹消はしようと思う」と明言を避けたが、今後が楽しみになる92球だった。

 ◇金丸 夢斗(かねまる・ゆめと)2003年2月1日生まれ。22歳。兵庫県神戸市出身。177センチ、77キロ。左投げ左打ち。投手。小学1年から野球を始め、広陵中では軟式野球部に所属。神港橘高では3年夏の県独自大会で8強。関大では1年秋にリーグ戦初登板。関西学生リーグで通算20勝。昨年3月には侍ジャパンにも選出された。今季はここまでウエスタンで4試合に登板、4月26日の阪神戦(安芸)で2軍初勝利を挙げている。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス