ロッテ・愛斗同点2ランにも苦笑い「サインがエンドランだったんで、複雑」守備でもアピール「今年は見返すぐらいの気持ちでやっている」

 4回、左越え2ランを放ち、根元コーチ(左)に出迎えられる愛斗(撮影・伊藤笙子)
 4回、左越え2ランを放つ愛斗(撮影・伊藤笙子)
 4回、左越えに2ランを放つ愛斗
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 「オープン戦、DeNA5-2ロッテ」(4日、横浜スタジアム)

 ロッテの愛斗がオープン戦1号となる一発を放った。2点を追う四回無死一塁、石田裕から左越えに同点2ランを運んだ。それでも「サインがエンドランだったんで、複雑な気持ち。自分の形で低い打球を打ちに行った結果、ああなったって感じです」と結果オーライの一発に苦笑いだ。

 守備でもアピールした。二回は先頭の蝦名の右前への飛球をスライディングしながら好捕。こちらは「誰も捕れないボールを捕るのが僕なんで。で、ピッチャーを助けたいっていう気持ちが1番あるんで。初回バタバタして、二回の先頭だったんで、完璧な1歩目を切れて、球際強く捕れたんでよかったです」と納得のプレーだった。

 昨季、西武から現役ドラフトで移籍したが、出場52試合にとどまり、4年ぶりに0本塁打に終わった。吉井監督は「ゴロエンドランのサインだったんで、なんとも言えないんですけども、まあ1つ結果が出てよかったと思います」とそのアピール弾に目を細める。

 愛斗も「去年がしょぼすぎたんで、今年、見返すぐらいの気持ちでやってるんで、終わった時に笑えるように」と逆襲を誓う。キャンプでは連日居残りで特打を続けて、賭ける思いを練習で示した。「後(試合途中)からいく気はないんで、頭からいくんだっていう気持ちでやってます」。激戦区の外野手レギュラー争いを勝ち抜く思いだ。

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