NPB オリ山岡の活動自粛で声明文発表 12球団に調査要請「オンラインカジノ利用なら自主的に名乗り出るよう呼びかけ」
オリックスは21日、山岡泰輔投手がコンプライアンス違反の疑いがあることが判明し、当面の間、プロ野球選手としての活動を自粛すると発表した。
球団によると、オンラインカジノ利用に関する情報を入手したNPBから17日に調査依頼を受け、本人と面談。過去に海外でカジノのライセンスを取得しているサイトが運営しているポーカーゲームのトーナメント大会に参加していた事実を把握したという。
オリックスの発表を受け、日本野球機構(NPB)も声明文を発表した。NPBの顧問弁護士が直接ヒアリングした結果、本人は「違法だと思っていなかった」と説明。野球を含むスポーツを対象にしたものではないとも伝えた。
また、オリックスへ徹底調査をするよう要請したとした上で「当組織としましては、他の競技の元五輪代表選手や芸能事務所の元所属タレントの問題が報道されている昨今の状況も踏まえ、同20日、同球団も含む12球団に対して、所属選手及び監督、コーチ、スタッフなど関係者にオンラインカジノの利用は違法行為にあたることを各球団内で改めて周知徹底するよう求めたほか、当該球団に向け、過去にオンラインカジノを利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう呼びかけることを要請しました」と説明した。
全12球団は現在、この要請をもとに、球団関係者に自主的に名乗り出るよう呼びかけているところだという。NPBは「この呼びかけに関する結果については、全球団からの報告がまとまり次第、当組織、及び球団において適切に対応してまいります」とした。


