ヤクルト人気マスコット・つば九郎担当者死去 「空中くるりんぱ」「フリップ芸」他球団ファンからも愛された 活動当面休止
ヤクルトは19日、球団マスコット「つば九郎」の担当者が亡くなったと発表した。
球団は公式ホームページで「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました。球団マスコットとして、ここまで育ててくれた功績に感謝と敬意を表します。体調不良の発表以来、温かい励ましのお言葉をたくさん頂戴し、誠にありがとうございました。今後の活動については、しばらくの間休止となることをお知らせいたします」とコメントした。
つば九郎は1994年4月9日・阪神戦(神宮)でデビュー。神宮の試合で五回終了後に行う「空中くるりんぱ」が名物芸で、一度も成功しなかったが毎回注目を集めた。フリップボード芸では世相や野球界をぶった斬るブラックジョークを記し、愛くるしい見た目とのギャップで笑いを誘った。他球団の選手との交流も注目を集め、ヤクルトファンはもちろん、他球団のファンからも愛される存在だった。
昨年はデビュー30周年。1月には毎年恒例の契約更改を行い、青木GM補佐との掛け合いでファンの笑いを誘っていた。
今春の沖縄・浦添の1軍キャンプにも帯同していたが、球団は6日に体調不良のため、長期休養すると発表。オープン戦や公式戦の出演も見合わせ、4月中旬まで予定されていたイベント出演が見合わせとなっていた。
球団は「なお、皆さまにおかれましては、故人のプライバシーを尊重し、温かく見守りくださいますようお願い申しあげます」と配慮も求めた。
◆つば九郎 マスコット歴は1994年からで初出場は1994年4月9日の阪神1回戦(神宮)。主催試合1000試合連続出場達成は2008年7月10日の横浜11回戦(神宮)、同1500試合連続出場は15年6月27日・巨人10回戦(静岡)、同2000試合出場は22年8月5日・巨人19回戦(神宮)。ヤクルト球団公式ホームページでは生年月日=お察しください、出身地=じゃぱん、身長・体重チーム内で5番目ぐらい・圧倒的なレギュラークラス、血液型=雲竜型、投打=右投げ右打ちなどのプロフィルを紹介。





