阪神・佐藤輝の弟・太紀「ラストチャンス。やるしかない」 兄へ恩返しのNPB入りへ覚悟 関西独立リーグ・堺入団式

 大西宏明監督(右)、山本翔也投手コーチ(左)とポーズを決める関西独立リーグ・堺に入団した阪神・佐藤輝の弟、佐藤太紀
 関西独立リーグ・堺の入団式でポーズを決める佐藤太
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 関西独立リーグの堺シュライクスは3日、大阪府内で阪神・佐藤輝の弟・佐藤太紀内野手(24)ら新入団11選手の入団式を行った。佐藤太は「年齢も年齢なんでラストチャンスだし、やるしかないと思います」と念願のNPB入りへの決意を口にした。

 関西学院、関学大を経て、23年からBC福島でプレー。福島を自由契約になった後、近鉄などでプレーした大西宏明監督(44)に声をかけられて入団が決まった。「熱心に誘っていただき、すごくうれしかったです。ありがたいの一言に尽きます」とチャンスを与えてくれたことを喜んだ。

 2学年上の兄・輝明に堺入りを報告した際には「頑張れよ」と激励されたという。1月末まで一緒に自主トレを行い、技術的な助言も受けた。「小学生くらいの頃はケンカもたまにありましたけど、最近はすごい僕のことを心配してくれて、たまに『飯行こう』と誘ってくれたりします」とサポートに感謝した。

 187センチの長身から力強い打球を放つ右の内野手。大西監督は「スケールの大きい選手というのが魅力です」と長打力が持ち味の兄と同様に打撃での活躍を期待した。

 また、阪神の後輩の弟と同じユニホームを着ることになった山本翔也投手コーチ(36)は「お兄さんの背中を追いかけて、期待を超える選手になってほしいです。バッティングには期待してます。守備が少し課題と聞いてるので、ピッチャー担当としてはエラーしたら怒りに行こうかなと思います」と冗談を交えて活躍を期待した。

 この日は堺シュライクスと、株式会社ジェイコムウエスト堺局(J:COM堺)とのオフィシャル企業アンバサダー契約の締結式も行われた。同局は今後、堺が開催するイベントや選手にフォーカスした番組も放送していく予定。

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