ソフトバンク・上沢 新庄監督発言にも動じずキッパリ「自分の野球するだけ」 新天地での競争勝ち抜く
米大リーグ、レッドソックスからFAとなり、ソフトバンクと4年総額10億円超の大型契約を結んだ上沢直之投手(30)が25日、福岡県筑後市のHAWKSベースボールパーク筑後で自主トレを公開した。日本ハムからポスティングシステムで米球界に挑むも1年で帰国し、古巣には戻らず。日本ハム・新庄剛志監督(52)からは自身の決断に言及されたものの、新天地で野球に集中し、開幕ローテ入りを果たすことを誓った。
上沢は新庄監督の“発言”について問われると、毅然(きぜん)とした表情で回答した。選んだ道に後悔はない。新天地での挑戦に覚悟をにじませた。
「僕自身、どこにいってもやることは変わらない。しっかり野球で頑張りたいなと思います」
昨オフに日本ハムからポスティングシステムで米国に渡るも、わずか1年で帰国。古巣には戻らずソフトバンクに入団した。日本ハムの新庄監督は20日の12球団監督会議で「1年でダメでソフトバンクに行くっていう、この流れはやめてほしい」などと、制度を問題視する意見を述べていた。それでも右腕は「自分の野球をするだけ」と、動じることなく来たる開幕の時を見据えた。
米国では救援起用がメインだったが、タカでは先発として期待される。「1年ぶりで不安はある。もう一度、先発でやりたい」。沖縄・宮古島での自主トレで既にブルペン入りしており、昨季痛めた右肘についても「問題ない」と調整は順調。「(仕上がりは)7割くらいまではきている」と手応えを口にした。
24日には福岡市内で1年ぶりに散髪し、ヘアスタイルも爽やかに心機一転。この日はDeNAから現役ドラフトで加入し、親交があった上茶谷とキャッチボールなどをして汗を流した。開幕2カード目で古巣と顔を合わせるものの、「すごくいい投手がたくさんいる。まずは開幕の競争に勝つ」ときっぱり。タカでの生存競争を勝ち抜き、確固たる立場を築く。




