オリックスが今季6度目の零敗 自己最速更新の155キロ投じた宮城は自己最多タイ13奪三振で8回1失点も無援

 先発で好投する宮城(撮影・坂部計介)
 先発で好投する宮城(撮影・坂部計介)
 8回、選手交代を告げる中嶋監督(撮影・坂部計介)
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 「オリックス0-1ロッテ」(30日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスはロッテに敗れ、再び借金生活となった。完封負けは今季6度目。

 先発の宮城は好投したが、報われなかった。01年生まれの同い年の佐々木との通算5度目の投げ合い。初回1死で相対した藤岡を自己最速を更新する155キロ直球で見逃し三振に仕留め、その豪速球に球場のファンがどよめいた。宮城が勝利した昨季9月10日以来の“直接対決”で、序盤から両者譲らぬ投手戦が展開された。

 しかし、五回だった。2死一塁で対戦した荻野に左中間へ適時二塁打を打たれ、先制点を献上。甘く入ったフォークを痛打されただけに、マウンド上では悔しげな表情を浮かべていた。

 8回5安打1失点で、自己最多タイの13奪三振をマーク。宮城VS佐々木の対戦成績はこれで1勝3敗に。次回のマッチアップでは必ずやり返したい。

 打線は初回のチャンスを生かし切れなかった部分がもったいなかった。先頭の西川が四球で出塁し、続く森が左中間へ二塁打。ここで一走・西川が一気に本塁生還を狙ったが、本塁タッチアウトとなり、先制点を奪うことができなかった。

 その後も1死二塁と得点圏に走者はあったが、後続の紅林とセデーニョが凡退。二回以降は佐々木の攻略に苦しみ、スコアボードに「0」が並んでいく苦しい攻撃が続いた。

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