「ヤクルト０－５巨人」（１１日、神宮球場）

　ヤクルトが投手戦に惜敗して完封負け。巨人に連敗し、いまだ３勝止まりと勝ち星が遠い。

　先発・高橋は３者連続で見逃し三振に斬って取るなど、圧巻の立ち上がりを見せた。二、三回はいずれも満塁のピンチを招いたが、要所を締め、無失点で切り抜ける粘りの投球。無四球だった前回登板から、この日は５四球と制球に苦しみながらも、巨人の先発・菅野と１点を争う投手戦を繰り広げた。

　それでも六回だ。中軸の岡本和、坂本を抑えると、６番・佐々木に四球。二盗を許し、続く小林に先制の適時打を浴びた。６回４安打１失点、９奪三振の粘投も報われなかった。

　一方の打線は、巨人・菅野の前に沈黙。四回には２四球で２死一、二塁としたが、長岡が左飛に倒れた。五回には高橋、塩見の連打で一、二塁を作ったが、最後は青木が空振り三振。七回には２番手・中川から、１死一、二塁の好機を作ったが、３番手・バルドナードに代打・北村拓、塩見が連続三振に打ち取られた。

　９日の同戦（鹿児島）でも二回に武岡が適時打を放つも、その後は好機を生かすことができずに１３残塁の拙攻。決定打を欠いていた。

　また主砲・村上は３打数無安打１四球。開幕から４５打席積み重ねたが、いまだ本塁打＆打点なしの状態が続いている。