金本知憲氏 落合博満氏からお墨付きをもらった打撃論「それが分かってりゃ十分だ」モノマネ付きで明かす 肝は「命がけで前に出ない」

 金本知憲氏
 2006年7月、オールスター第2戦で中日・落合監督(左)と談笑する阪神・金本
 落合監督の言葉に必死で耳を傾ける金本(2011年撮影)
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 プロ野球名球会の公式YouTubeチャンネルが26日、更新され、レジェンドたちが打撃論を語り合った。広島、阪神で活躍した金本知憲氏は、中日監督時代の落合博満氏からお墨付きをもらったエピソードをモノマネしながら明かした。

 阪神では4番を務めるなど通算2539安打、476本塁打、1521打点と現役時代に圧倒的な成績を残した金本氏。連続フルイニング出場の世界記録も樹立した。そんな鉄人が語ったポイントは「前に出ない」。その心理は「右肩が前に突っ込まない。とにかく右肩が前に出ない。ステップした時に出ない。出るんだけどね、意識の面で」と語った。

 「軸回転するイメージでね。素人は肩を前に出しながら回るんだけど、1軍のバッターは軸回転で回る。ここ(右肩)に壁があるイメージ」と具体的なスイング像を明かし、「落合さんに言ったことあるんだけど、バッティングで前に出ない。ステップで出ない、回転で出ないというのを一番意識してるんですけど、どうですか?」と質問したことがあったという。

 すると「お前、それだけ分かってれば十分だ。それが一番大事だ。そこが分かってりゃいい」とお墨付きをもらったことを落合氏のモノマネをしながら明かした金本氏。レジェンド達は大爆笑となった。さらにDeNA石井コーチの「頭も?」という質問には「頭もそう。ステップでちょっと頭が前に出るんだけど、それ以上は命がけでいかない。スローカーブで抜かれて仕方なく前に行くことはあったけど、許されるのはその時だけ」と語った。

 他にも動画内で金本氏は小笠原道大氏、和田一浩氏、ソフトバンク・小久保監督らと打撃論を繰り広げた。一流打者の理論が詰まった内容になっている。

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