大阪桐蔭 西谷監督「本気の本気で日本一」 あと1勝で甲子園最多タイ68勝 ラマルは聖地本塁打狙う

 センバツ出場を決め、西谷浩一監督(右)と握手を交わす大阪桐蔭・平嶋桂知(撮影・中田匡峻)
 選抜出場を決め、ガッツポーズを見せる(左から)大阪桐蔭の平嶋桂知、ラマル・ギービン・ラタナヤケ、徳丸快晴、境亮陽(撮影・中田匡峻)
 センバツ出場を決め歓喜する大阪桐蔭ナイン(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・選考委員会」(26日、大阪市内)

 大阪桐蔭は5年連続のセンバツ出場(中止となった第92回を含む)の切符を手にした。西谷浩一監督(54)は「始まるなという気持ちが高ぶってきた」と表情を引き締め「本気の本気で日本一を目指したい」と、頂点へのこだわりを示した。

 昨春は準決勝で報徳学園に逆転され敗退。同夏は大阪大会決勝で履正社に敗れ、甲子園出場がかなわなかった。「昨年のチームは日本一を目指したが敗れ、このチームが悔しさを持った中でスタートした」と3年生たちが流した涙をチームで晴らすことに期待を寄せた。

 同監督自身はこれまで甲子園で春夏通算67勝を挙げており、智弁和歌山などを率いた高嶋仁氏の持つ監督最多勝利記録にあと1勝に迫っている。「私の勝利数というよりOBたちが積み重ねた歴史。一つでも勝ってチームとして積み上げたい」と話した。

 4番を担い、高校通算28本塁打のドラフト候補、ラマル・ギービン・ラタナヤケ内野手(2年)は「甲子園第1打席で自分のスイングをしてホームランを打ちたい」と宣言。今春から新基準のバットが導入される。低反発でシンを外すと飛びづらくなると言われているが「難しいところはあるが、慣れて前の(基準の)バットより飛ぶようにしたい。自信はある」と力を込めた。

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