江川卓氏&西本聖氏が伝説の乱闘を激白 広島・衣笠氏への死球で勃発「張本さんがバットで殴った」長嶋監督に「ぶん殴られた」

 西本聖氏(左)と江川卓氏
 巨人・西本の死球を左肩に受け、グラウンドに倒れた衣笠=79年8月1日、広島市民球場
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 巨人のエースとして活躍した江川卓氏が5日、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を更新。Wエースと称された西本聖をゲストに招き、現役時代を回顧する中で伝説の乱闘事件について述懐した。

 1979年8月1日に広島市民球場で行われた広島-巨人戦。先発としてマウンドに立っていた巨人・西本が6点リードの七回、2死から3連続死球を与え、3人目が鉄人の異名を取った衣笠祥雄の背中にぶつけてしまった。

 直後に両軍入り乱れての大乱闘となり、巨人は捕手の吉田、広島は田中バッテリーコーチが退場。スタンドからは空き缶などが投げ込まれ、一時騒然となった出来事だ。結果的にこの後、巨人は1イニング6失点して同点に追いつかれ、試合はドローとなった。

 「すごい乱闘でしたね」と振り返った西本氏。「張本さんがね、バットでぶん殴っちゃったの。相手の選手を。喝だよ」と当時の知られざるエピソードを激白した。

 「バスもファンが囲んで動けなかった。大変でした。衣笠さんはそれで骨折した」と振り返り、当日の夜、宿舎から電話をかけると「衣笠さんてああいう人だから。『勝てる試合を勝てなくて損したな』って。それでもうこの人にはインコース投げられないなと思った。そしたらボコボコ打たれ出した」と振り返る。

 さらに宿舎に帰った直後、長嶋監督の部屋に呼ばれ「叱られたじゃなくてぶん殴られた。20発くらいぶん殴られてる」という逸話も披露。江川氏は長嶋監督の隣の部屋だったといい「角も呼ばれた?あの時か」とうなずき「説教があったのは覚えてる。今の話を聞いて夢じゃないなと確認できた」と語った。

 他にも地獄の伊東キャンプや、互いに切磋琢磨したエピソードを赤裸々に披露していた。

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