“東都の雄”アピール合戦 上位候補視察に12球団スカウト30人集結 阪神は5人体制

 東都大学野球の1回戦3試合が17日、行われ、東洋大は中大に延長十回タイブレークの末サヨナラ勝ちした。亜大は国学院大に延長十回タイブレークの末先勝。青学大は日大に快勝し、18日の2回戦で連覇を懸けて戦う。最終週となり、ドラフト上位候補に挙がる投手陣は26日に行われるドラフト会議前最後の登板となる可能性もゼロではなく、最終チェックのため、NPB12球団30人以上のスカウトが集結。阪神は5人態勢で見守っていた。

 ドラフト会議が迫る中、最終週となった東都大学野球リーグに多くの視線が集まった。各試合でドラフト上位候補の名前がズラリ。ドラフト前最後の登板となる可能性もあり、バックネット裏には12球団30人以上のスカウト陣が、最終チェックに足を運んだ。

 DeNA・八馬アマスカウトグループリーダーは「上位に入ってくるピッチャーを確認できた」と満足げに振り返った。阪神は、畑山統括スカウトや他地区を担当するスカウトも“クロスチェック”で訪れるなど、5人態勢。11日には岡田監督が「(名前は公言)せえへんよ」としながらも、初めて即戦力投手を1位指名する方針を示したばかり。その候補選手から“虎の恋人”を絞り込むため、熱視線を送り続けた。

 第1試合では東洋大の左腕・細野が中大相手に9回2安打2失点(自責0)9奪三振と粘投。投げ合った中大の右腕・西舘は8回0/3を自責2の力投だった。第2試合では国学院大の左腕・武内が7回5安打1失点(自責0)7奪三振でゲームメーク力の高さを発揮してアピールした。

 他にも亜大・草加、青学大・下村も登板。広島が1位指名を公言した青学大・常広の登板はなかったが、選手たちも緊張感が増してきた中、戦国東都でしのぎを削ってきた“金の卵”たちは、10月26日を心待ちにする。

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