大商大が4季連続V 今秋ドラフト候補の上田→高継投 プロ入り後は「投げ合いたい」

 「関西六大学野球、大商大3-1大経大」(16日、マイネットスタジアム皇子山)

 3回戦2試合が行われ、大商大が大経大との勝った方が優勝となる一戦を3-1で制し、4季連続25度目のリーグ制覇を果たした。今秋ドラフト候補の上田大河投手(4年・大商大高)と高太一投手(4年・広陵)のリレーで接戦をものにした。龍谷大は大院大に16-2と大勝し、勝ち点3とした。

 4年間、切磋琢磨(せっさたくま)しあった両投手が有終の美を飾った。上田と高が今秋3度目の継投で、チームを連盟記録タイの4季連続Vへ導いた。上田は「本当に勝てて良かった」と充実した表情を浮かべた。

 最速154キロ右腕は15日に124球を投じていたが「自分が勝たせるチーム」と迷いなく先発のマウンドへ。「体に力が入らなかった」と本調子ではなかったが2回4安打無失点と試合をつくり、バトンをつないだ。

 三回からは最速151キロ左腕の高が登板。「(上田を)連投させている時点で情けない。なんとか信頼を取り戻せるように」と気合十分でバトンを受け取った。七回に暴投で1点を失うも、7回5安打1失点の好投。「今季ベストピッチですね」と笑顔を見せた。

 負けず嫌いの2人は入学当初から競い合ってきた。上田は「今の僕がいるのは高のおかげ」と左腕への感謝を口にした。夢のプロ入り後は「投げ合いたい」と意見が一致した2人。最高のライバル関係は次のステージでも続いていく。

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