「関西六大学野球、龍谷大８－５大院大」（１５日、マイネットスタジアム皇子山）

　龍谷大が逆転勝ちで１勝１敗とし、３回戦に持ち込んだ。

　四回までに３点ビハインドとなるも五回に一挙３得点を挙げ同点に追いつく。

　しかし六、七回に１点ずつを失い再びリードを許すも諦めない。七回２死一、二塁から途中出場の５番・米田航輝外野手（４年・市和歌山）の適時二塁打で１点差とすると、なおも２死二、三塁で打席には西尾将毅外野手（４年・神戸国際大付）。「チーム一丸となって勝ちにいく思いが強かったので打てた」と直球をはじき返し、逆転の２点適時二塁打を放った。

　この日のスタメンに名を連ねた４年生は２人と下級生主体のチーム。それでも「結局は４回生のチームだと思う。みんな勝つという気持ちが強かった」と最上級生の意地を見せた。

　すでに優勝の可能性は残されていないが、１６日の最終戦に全てをかける。西尾は「みんなで勝ちたい」と力を込めた。