大商大 ドラフト候補リレーで快勝 上田7回1失点&通算20勝!高はリベンジ2回0封

 7回7安打1失点と力投した大商大・上田
 八回から登板し、2回無失点の好投を見せた大商大・高
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 「関西六大学野球、大商大8-1京産大」(6日、わかさスタジアム京都)

 2回戦2試合が行われ、大商大が今秋ドラフト候補の上田大河投手(4年・大商大高)と高太一投手(4年・広陵)のリレーで8-1で京産大に快勝した。神院大は打線が爆発し、龍谷大を10-2で下した。ともに1勝1敗となり、3回戦は11日に行われる。

 負ければ完全優勝が消滅する落とせない一戦をドラフト上位候補の豪華リレーでものにした。上田、高ともに連投となったが富山陽一監督(58)は「今日は2人でと決めていた」と迷いはなかった。

 先発の最速154キロ右腕・上田は走者を背負いながらも粘りの投球を披露。疲労を考慮し、六回までの予定だったが七回も志願しマウンドへ。「チームを勝たせることを優先して自分が1イニングでも多く投げたかった」とエースの意地を見せ、7回7安打1失点で25人目となるリーグ通算20勝目を手にした。

 八回からは5日に先発し、5回4失点だった最速151キロ左腕・高が登板。「打たれても四球出しても攻めていこう」と気持ちを前面に出し、2回1安打無失点で試合を締めた。上田との継投に「上田の投げた試合で負けるわけにはいかない」と気合十分だった。

 この日は阪神を含む9球団のスカウト陣が両投手の視察に訪れた。運命の日が近づく中、2人のドラフト候補が躍動し、アピールした。

 ◆上田 大河(うえだ・たいが)2001年11月15日生まれ、21歳。三重県出身。182センチ、86キロ。右投げ右打ち、投手。大商大では4年春にベストナイン獲得。3、4年では大学日本代表に選出。今秋の神院大戦ではノーヒットノーラン達成。

 ◆高 太一(たか・たいち)2001年7月26日生まれ、22歳。愛媛県出身。180センチ、80キロ。左投げ左打ち、投手。広陵では3年時にセンバツ出場。大商大では1年秋から登板。

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