日本ハム・木村 古巣との引退試合で涙 新庄監督が粋な途中演出、西武ナイン全員と異例の握手 有終の二塁打に両軍ファンから大きな拍手
「埼玉西武ライオンズ-北海道日本ハムファイターズ」(20日、ベルーナドーム)
すでに引退を表明している日本ハムの木村文紀外野手が4番・右翼でスタメン出場した。古巣との最終戦に今季初昇格し、両チームのファンの前で現役最後の勇姿を見せた。
第1打席はカウント2-2から大きな右飛。そして迎えた2打席目。敵地にもかかわらず登場曲「ひまわり」が流れる中、打席に立つ。初球の147キロの直球を叩いた会心の一打は左翼へのチーム初安打となる二塁打。両チームのファンの拍手の中、笑顔で二塁ベースに立った。
「プロ野球人生最後の打席で打つことができて良かったです。登場曲にうるうるしちゃいました。皆さん本当にありがとうございました」とコメントした。
新庄監督もイキな配慮を見せた。二回までライトにポジションにつき、右翼席に陣取る日本ハムファンの前でプレー。三回はレフトのポジションにシフト変更。イニング前には左翼席の西武ファンに帽子をとって挨拶。ひときわ大きな拍手を浴びた。
西武側もイキな計らいを見せた。観客入場前の練習時には木村が打席に立つ際に使用していたTUBEの「ひまわり」が何度も流れた。打席に入る前にも敵地にもかかわらず「ひまわり」他、登場曲を流した。木村の打席の際には元同僚の中村ら、西武選手全員が立ち上がって敬意を示した。
四回裏は木村がいったん左翼の守備についた後で、あえて新庄監督が交代を告げると大きな拍手。両軍の選手がベンチの前に整列。木村は守備位置からまず三塁側の西武ベンチ側に向かい、古巣の全選手と握手。試合途中では異例の演出に、木村は涙が止まらず。続いて、一塁側ベンチで新庄監督と抱擁、チームメートと別れのタッチをかわした。
木村はプロ生活17年で21年から日本ハムでプレー。この日は投手として入団した西武戦で、今季初出場した。




