日本ハム・新庄監督 阪神・岡田野球に賛辞「38手先まで見えている」「岡田さんの采配、ずっと勉強しながらメモってた」

 練習を引き揚げる新庄監督(撮影・中島達哉)
 練習を見守る新庄監督(撮影・中島達哉)
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 日本ハムの新庄剛志監督(51)が14日、セ・リーグ優勝を果たした古巣の阪神について「全く落ちることなく、波がないしね。素晴らしいなと」と語り、岡田彰布監督(65)の手腕に賛辞を送った。

 「岡田さんの野球脳というか。中野くんをセカンドにして、ショートを木浪君と小幡君を争わせながら、どっちがレギュラーをとるかっていうところで。野球は打つだけじゃない、守備の大切さっていうところもしっかりシーズン最初からやっていった」と就任直後のコンバートを例に挙げ、その眼力に感嘆の声を挙げた。

 新庄監督はシーズン中も頻繁に他球団の試合を映像で分析研究してきた。中でも注目したのは岡田采配だった。「よく岡田さんの采配とか野球に対する考え方、代走の使い方とか、ずっと勉強しながらメモっていた」と今後の采配に生かす思い。「その前の矢野さんが4年間作り上げてきたっていうのも、この早い優勝につながったと思う。勉強になりましたね」と土台作りの重要さも痛感した優勝だった。

 ちなみに今季の阪神との交流戦は2勝1敗で勝ち越したが「あのとき(阪神は)ちょっと調子が悪かったんじゃない?」とニヤリ。「岡田さん、その前(2005年)も優勝させてますしね。将棋が得意でしょう?何かが起こる前に、たぶん38手先まで見えるんでしょうね」と“新庄節”でその野球脳を語った。

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