巨人 響いた六回の連続バント失敗 阿部ヘッド「自己犠牲をできないと負けちゃう」「僕からも選手に」

 6回、中山は犠打を失敗する(撮影・佐々木彰尚)
 6回、代打・岸田は犠打を失敗する(撮影・佐々木彰尚)
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 「東京ヤクルトスワローズ4-2読売ジャイアンツ」(6日、神宮球場)

 巨人は痛恨の逆転負けで再び借金生活に転落。焦点は1点リードの六回に無死一塁から送りバントを決められず、走者を動かせなかったことで流れを失ってしまった。

 五回に2死から好機をつくって岡本和の先制適時打で主導権を呼び込んだ。確固たるものにすべく、六回も先頭打者が出塁。だがここで代打・岸田が送りバントに失敗。続く中山も犠打を試みたが失敗し、最終的に走者を進められず。無得点に終わって相手に流れを渡すと、直後にバルドナードが一挙4失点で試合をひっくり返された。

 阿部ヘッドコーチは「結局、それが次の回の失点につながってしまったからね。ああいう自己犠牲をできないと負けちゃうよね」と語った。チームは急きょ先発を回避したグリフィンなど体調不良者が続出しており「だからこそ監督は一つでも塁を進めてとか、そういうことも考えていると思うのでね。選手がそれについていかないといけないし、そういうのはみんな感じているはずだから。僕からも選手に伝えようと思います」とチーム内で意識を徹底させる方針だ。

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