大商大が快勝で準々決勝進出 4番・渡部聖弥が2ラン 今大会打率・875でチームをけん引

 8回、大商大・渡部は右越えに2ランを放つ(撮影・佐藤厚)
 5回、奥田(左)の暴投で大商大の三走・渡部が生還(撮影・佐藤厚)
 プロ注目の左腕、大商大・高太一(撮影・佐藤厚)
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 「全日本大学野球選手権・2回戦、大商大7-1花園大」(7日、東京ドーム)

 大商大が花園大に快勝し、準々決勝進出を決めた。「4番・中堅」で出場した渡部聖弥(3年・広陵)が1本塁打を含む4打数3安打2打点で勝利に貢献。今大会ここまで2試合で8打数7安打4打点、1本塁打で打率・875とチームに勢いをもたらす大活躍を見せている。

 初戦の星槎道都大で4打数4安打2打点と絶好調のバットはこの日も火を吹いた。初回に左前打を放つと、先頭の五回には、右中間を破る三塁打でチャンスメーク。豪快な2ランが飛び出したのは八回だ。花園大の2番手・藤原聡大投手(2年・水口)が投じた直球を強振。「力強いスイングができた」と完璧に捉えた打球は右翼スタンドに飛び込んだ。

 全国の大舞台で脅威の打率・875と絶好調の渡部。「リーグ戦はあまり打てていなくて、改善しました。ボールを自分から追いかけてしまっている部分があったので、その場でしっかりボールを捉えるように、軸足を動かさないようにしました」と修正し、結果へとつなげている。

 広陵では、来秋のドラフト上位候補として挙がる明大・宗山塁内野手(3年)と主軸を組んだ。「僕もいるぞと、ひそかに思っています。決勝で戦いたいなと思うんですけど、一戦一戦なので、決勝というよりは次の試合」と気持ちを引き締めた。

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