今秋ドラフト候補の大商大・上田 安定感抜群の投球で12球団のスカウト陣にアピール

 「全日本大学野球選手権・1回戦、大商大8-1星槎道都大」(5日、東京ドーム)

 大商大が七回コールド勝ちで初戦を突破した。今秋ドラフト候補の最速154キロ右腕・上田大河投手(4年・大商大高)が先発し、7回を投げて1安打1失点の好投。12球団のスカウト陣が視察する前で安定感のある投球でアピールした。

 星槎道都大の153キロ左腕・滝田一希投手(4年・寿都)とドラフト候補同士の対決。上田は「本当にいい投手ということは聞いていた。1点勝負のゲームになると思っていた」とより一層に気持ちを引き締めてマウンドに立った。

 しかし、初回に長打と犠飛を先制点を献上。ただ、そこからが圧巻だった。その後は相手打線を寄せつけず。二回から七回まで無安打に抑えて猛攻を呼び込んだ。

 ネット裏で見守ったヤクルト・小川GMは「全ての球種でカウントが取れて、ゲームを作る能力があった」と評価。日本ハム・稲葉GMも「両サイドにコントロールもいいしフォークも落ちている」と話す。また、巨人・水野スカウト部長は「真っすぐもいいし、スライダー、カットもいい。大学生だとトップクラス」と目を細めた。

 ドラフト上位候補として注目を集めるが、主将としてまずはチーム優先。「とにかく日本一になるための準備をしてきた。一戦一戦大事に戦っていこうというミーティングもしているので、自分が違う方向を向いてしまったら大商大という船が沈んでしまう。全員が同じ方向を向くように」と上田。チーム一丸となり、一戦必勝で全国制覇を目指す。

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