野球評論家の谷繁元信氏が２日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「谷繁ベースボールチャンネル」に新規投稿。「今季の阪神はひと味違う！好調の要因はズバリ…選手の“固定化”」のタイトルで赤星憲広氏との対談動画を公開し、今季セ・リーグ首位を走る阪神について語った。

　シーズン開幕前の優勝予想は、ともに「阪神」という２人。赤星氏は「臨時コーチに行かせていただいて。情が入ってしまっている部分もあるんですけど…」と前置きした上で「今回初めて選手たちとしゃべる時間ができて、レベル高いよなって感じた。これが結果として出せるようになれば。監督が岡田さんになって厳しくされると思ったので、今年は多分強いだろうなと。どちらかといえばピッチャーが強いチームなので、野手さえなんとかなればと」と、期待を込めての予想だったことを明かした。

　谷繁氏は、岡田監督体制で大山を一塁、中野を二塁、佐藤輝を三塁に固定するプランでのシーズンインとなることを踏まえて「キャンプ行く前からほぼ構想が固まっていた。１カ月ほぼその練習をするわけじゃん？大山と佐藤にクリーンナップを打たせると。ここが落ち着くだろうと思った。サトテルもサードだと俺個人的には思ってたから、ここも落ち着くだろう。ということはバッティングに影響してくる、ある程度打つだろうと思った」と分析。「打順ってリズムがあると思う。しょっちゅう違う打順で打たされるより、前に同じ人がいた方が自分のリズムが合いやすくなる」とし「野手が点数を取れば、いけるんじゃないの？ってところからの１位にしたんですけど…今のところハマっている」とニヤリと話した。

　動画では、前回阪神が優勝した０５年の中日－阪神による“天王山”を懐かしそうに語るシーンも登場。最後は両者とも「今年は本当チャンスだよね」（谷繁氏）、「あると思うんですよね」（赤星氏）との期待の言葉を口にしていた。